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それは大変でしたね。足がつることはよくあるんですか?
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めったにないから何でだろうと思って。どんな原因で足がつるのか教えてください!
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そうですね。それでは足がつる原因と簡単な対処法を紹介していきますね。
急に足がつると驚いてしまいますよね。
明らかにスポーツで筋肉を酷使したといった、はっきりした原因があれば別ですが
特に思い当たる理由もないのに足が何度もつるようなことがあれば
いったいこの痛みはいつまでつづくのか・・・
そんなふうに不安になってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、足がつる原因とその対処法について
東洋医学の考え方をベースに、私なりの見解も交えながら紹介していきたいと思います。
目次
足がつるってどういうこと?
そもそも「足がつる」とはどういうことでしょうか?
漢字では、「つる=攣る」 と書きますので
足がつるとは、筋肉が何かしらの原因によって急に痙攣(けいれん)を起こしてしまう状態のことを意味しています。
よく「こむらがえり」と呼ぶことがありますが、
こむらがえりは医学的に「腓腹筋痙攣(ひふくきんけいれん」を意味します。
つまり、腓腹筋はふくはらはぎの筋肉なので、
ふくらはぎの筋肉がけいれんした状態がこむらがえりです。
しかし、足がつるのは何もふくらはぎだけではありません。
実際には、すねの前や足の指、運動する方は太ももの裏にある大きい筋肉にも起こることがあります。
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足がつる原因とは
足がつる原因を特定するのはなかなかむずかしいことですが
いくつかの原因が考えられます。
筋肉の疲労
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はげしいスポーツや運動によって筋肉を酷使することはもちろん
「普段運動する習慣がなかったけど、急に運動をはじめた」
「いつもより長い時間歩き過ぎた」
「普段使わない筋肉を酷使した」
このようなことでも足がつりやすくなることがあります。
筋肉が疲労すると、
筋肉が伸び縮みしているのを感知する「筋紡錘(きんぼうすい)」という部分が異常を起こすため
筋肉が痙攣を起こしやすくなってしまいます。
ミネラルバランスの異常
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ミネラルとはカルシウムやナトリウム、カリウム、マグネシムなどのこと。
筋肉の収縮に欠かせないミネラルが不足しバランスが崩れてしまうと、
電解質の異常により筋肉の痙攣が起こりやすくなってしまいます。
ミネラルが不足してしまう原因として一般的によく知られているのが脱水。
高温多湿の時期に激しい運動をすることで大量の汗をかいたり
消化器系のトラブルから、下痢や嘔吐などによって脱水を起こしてしまうこともあります。
ホルモンバランス
妊娠中に足がつりやすくなるのは
お腹が大きくなるにつれてホルモンバランスが変化して関節がゆるむことで
下半身の筋肉に緊張や負担もかかりやすくなります。
また、妊娠中は胎児に栄養が送られることでミネラル不足になることも足のつりに影響を与えます。
血流の低下
冷えなどが原因で血流が低下すると、体の組織に老廃物が溜まってしまいます。
すると筋肉が硬化し、筋肉も痙攣しやすくなってしまいます。
ご年配の方が足のつりを繰り返しやすい原因のひとつに
加齢によるものと、日頃の運動不足や代謝異常などから冷えやすく
血流が低下していることも考えられます。
その他
あまり頻繁に足のつりやこむらがえりを繰り返していたり、
また上記の原因があてはまらない場合は、
糖尿病や腎疾患、肝臓疾患、甲状腺や血管(閉塞性動脈硬化症など)の病気、脊柱管狭窄症などを考える必要もあります。
きちんと医師に相談することも忘れないようにしましょう!
足がつってしまった場合の対処法
それでは実際に足がつってしまった場合どうしたらいいのでしょうか。
夜中に足がつってびっくりした経験がある方もいると思います。
まずは、その場をなんとかしたいものですよね。
予防策はそれから考えるものだと思います。
1.ストレッチ
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こむらがえりなどの場合、まっさきに思いつくのがストレッチではないでしょうか。
足がつった経験のある方は誰もがストレッチをすでに試みているのではないかと思います。
ここでは、部位ごとのケースでストレッチの方法を紹介します。
こむらがえり(ふくらはぎ)のケース
長座になって足の親指を中心に膝の方に向けて反らせて、ふくらはぎを伸ばします。
手が足の裏や親指に届かない場合は
タオルを足裏にひっかけて行う方法もあります。
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太ももの裏がつったケース
太もも裏(後)の場合は、椅子に座って坐骨を立ててやると
太もも裏(後)のハムストリングという筋肉を効果的に伸ばしやすくなります。
かかとを床につけたまま、つま先を天井に向けて行いましょう。
ちなみに、ハムストリングの過剰な緊張はふくらはぎの緊張や足の動きにも影響を及ぼしていることがあります。
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太ももの表(前)がつったケース
太もも前面の場合は、横向けか仰向けで膝を折るようにして伸ばします。
仰向けで行う場合は、腰が反り過ぎないよう注意しましょう。
いずれのストレッチもつっている(痙攣している)筋肉をきちんと狙って伸ばすのがポイントです。
痛みが強い場合はストレッチを行うのが大変なこともありますが
筋肉を伸ばし始めて数十秒も経つと、徐々に痛みが軽減していくものがほとんどです。
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2.温める
足の冷えが顕著な場合、その患部を中心に温めることで足がつった後に残る違和感や痛み
緊張を和らげることが可能です。
血流を改善させることで早い回復も期待できます。
3・安静にする
激しい運動をしている時や、長時間歩いている場合は休息が必要です。
いったんストレッチで症状がおさまっても、繰り返し足のつりが起こったり
もっと強い痙攣を起こしかねません。
4.水分補給
脱水している自覚がなくても、実は脱水しているケースはあるもの。
ミネラルを含むスポーツドリンクで水分を補給しましょう。
足がつらないようにするための予防策
原因や対処法がわかったとしても、やはり足がつらないようにしたいもの。
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1.普段から運動をする
急に運動をするのではなく、普段から適度な運動を心がけることは大切です。
筋力の低下は加齢によるものだけではありません。
筋肉がもつ本来の弾性と柔軟性が回復することで、血液やリンパの巡りも改善し
老廃物も溜まりにくくなっていくことが期待できるでしょう。
2.栄養バランスを考えた食事と水分補給
ミネラルが豊富な食べ物に加え、ビタミン類もとれるバランスの良い食事を心がけることが大切です。
また、運動される方はもちろん、夜間寝汗をかいたり、下痢をしている時などは
意識的にこまめな水分補給をするといいでしょう。
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3.ストレッチ
運動の前後に限らず、普段からストレッチをして筋肉に適度な柔軟性を持たせることで
筋肉本来のはたらきを取り戻すことが可能です。
お風呂あがりなどにストレッチする習慣をつけるといいでしょう。
4.マッサージ
ストレッチではゆるめられない筋肉の緊張やこわばりもあるもの。
硬く縮こまった部分にはマッサージで対処するといいでしょう。
特に足の裏の緊張は、ふくらはぎや太ももの裏のつりに影響しますので
普段からこの部分を手や肘、ボールなどを使ってゆるめてあげると予防として最適です。
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5.体を冷やさない
夏場でもエアコンがきいている部屋では体が冷えきってしまいます。
特に足元は靴下やレッグフォーマ―などを使って温めることで、血行不良を防ぐといいでしょう。
まとめ
「足がつる」原因と対処法について紹介させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
足がつるのは、もしかしたら普段の生活における体からのシグナルかもしれませんね。
生活習慣の乱れや運動不足、胃腸の不健康など
普段から気になっていたけど放っておいた方も、
ぜひこの機会にご自分の身体と向き合ってみていただければと思います。
ただし、先にも記しましたが、中には病気が原因で足がつる症状が表れていることもあります。
気になっている方やここで紹介した対処法や予防策を試しても効果が表れないようでしたら
一度、医療機関(内科や神経内科、整形外科など)を受診するようにしてみてくださいね。
次回は、足がつる原因と対処法について、東洋医学の観点からお伝えしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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昨日ね、急に夜中に足がつって目が覚めたのよ~!もうビックリ。