昨日に引き続き、梅雨に関わる体調の話をさせていただきます。
東洋医学的な観点をベースにみると、
梅雨時期に限って体調を崩しやすい人が明らかにいらっしゃいます。
そういった方々を、東洋医学の言葉で「気虚(ききょ)」体質なんて言いますが
専門的な言葉を使わずとも、単純に3つのタイプに分かれると私は考えています。
■1つ目のタイプは、「むくみやすい人」です。
「むくみ」とセットで「足の冷え」にお悩みの方も多いと思いますが
冬だけでなく、この梅雨時期に余計、冷えとむくみが悪化し
身体のだるさや頭痛、寝ても疲れが取れないといった症状があらわれます。
むくみの原因はさまざまですが、やはり普段からむくみやすい方は積極的に運動することで梅雨の不調を軽減、予防することが可能です。
■2つ目は「胃腸が弱い人」
これは言うまでもありませんね。
昨日の記事を参考にしていただきたいですが、梅雨時期は胃腸を中心とした消化器系がダウンしやすい時期です。
胃腸のはたらきが低下するとともに、梅雨にあらわれやすい不調の連鎖につながってしまいますから、予防としてこの時期は食べるものをちゃんと選ぶ必要があると心得ましょう。
食べたくもないのに無理をして食べる習慣も注意が必要です!
もちろん食べ過ぎもNG(笑)!
■3つ目は「発汗のコントロールがうまくできていない人」です。
汗が出すぎるのも、出ないのもよくありません。
ただどちらかというと、普段運動したり活動的な方に限って汗をかきすぎてしまい、その後で身体を冷やしてしまうことで不調を生じるパターンがよくみられます。
こういった方の特徴として、普段から水をちょこちょこ飲む傾向があります。
一見元気そうですが、体温調節も苦手な方が多く、
暑がったり寒がったりすることも。
このような方はとにかく汗を冷やさないようにしましょう。
とくに後頭部の汗が乾かない傾向がありますので、少し寒気がするようでしたらそこをちゅうしんに乾いたタオルを当てるか、30センチくらい離してドライヤーを当てるのもいいでしょう。
さて、いかがでしたか?
いずれかに当てはまっていたり、なんとなく心当たりがある方は少し注意してみてくださいね。
今年はホントにGW中から不安定な気象で
すでに体調を大きく崩していらっしゃる方が目立ちます。
私たちも自然の一部ですから、
大自然の変化をみながら上手に調節していきたいですね!