脾は湿を悪む

タイトルの漢字

「脾(ひ)は湿を悪(にく)む」といいます。

「脾」というのは脾臓ではなく、東洋医学の「脾」のことですので

膵臓を中心とした消化器系とイメージしていただければと思います。

その「脾」は湿、すなわち湿気を忌み嫌います。

ということは、、、

そうです。

日本には、ザ・湿気の「梅雨」があります!

もちろん秋の長雨もありますよね。

この湿気に暑さや寒さが絡むとさらに厄介で、私たちの身体に影響を与えます。

最近の東京は湿気がなかなかのもので、

当店の湿度計では75%を連日超えていました。

例年この時期に体調を一気に崩す方が多く、

5月病ならぬ6月病という言葉がメディアでよく目にするようになりました。

今月末に、「梅雨と夏の養生」と称してセミナーを開催しますが

思ったより梅雨入りも早まりそうで、

予防のための先取りセミナーのつもりが間に合わなそうです(‘◇’)ゞ。

ともあれ、この時期は消化器系を中心に体調を崩しやすくなりますから

まずは適度な運動と、身体にやさしい食事を選ぶことが大切です。

ついつい家にこもって運動不足になりがちですが、

身体が重だるくなったり、気持ちが落ち込みやすくなりやすい時ほど運動がおすすめ

少し汗をかくくらい動いたら、ちゃんと汗をふいて身体を冷やさないように

食事の注意点としては、生ものは控えめにしましょう。

いつもなら肉や魚に火がちゃんと通ってなくても平気な方も、この時期は要注意です。

疲れている時は、胃腸にやさしいものを選んで召し上がるといいでしょう。

運動も食事も思い立ったが吉日

さっそく少しずつ意識してみてはいかがでしょうか?