生理痛に効くツボ‘地機’(ちき)

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生理痛や生理不順に効果が期待できるツボはいくつかありますが、その中でも今回は鍼灸師など専門家以外ではあまり名前を聞いたことがないかもしれないツボ‘地機(ちき)’を紹介します。

地機(ちき)の場所

地機(ちき)の場所は脛(すね)の骨の際(きわ)のふくらはぎ側にあります。

正確な位置をみつけるには陰陵泉(いんりょうせん)という有名なツボをみつけて、そこから人差し指から小指の幅分を足くび側に進んだところに地機をとります。

しかし、陰陵泉を解剖学的な言葉でみつけるのは難しいため簡単な方法をお伝えします。

脛の骨の内側を足くびの方から上に軽く押さえながらなぞっていき、骨のラインが急カーブして少し盛り上がった手前のところで指が止まるところがおおよそ陰陵泉の場所です。

地機を押さえるとふくらはぎの表層にあたる腓腹筋(ひふくきん)を触れることができますが、もう少し圧をかけると深層にヒラメ筋を感じられることがあります。

期待できる効果

冒頭でも紹介しましたが、地機は月経痛に対して効果が期待できるツボです。

また、消化器系の調整腰痛の改善にもおススメできるツボです。

とくに足の動きや靴の底の減り方に左右差があって腰痛にお悩みの方ふくらはぎをストレッチしても緊張がゆるみにくい方はぜひトライしてみる価値があるツボです。

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マッサージのポイント

親指を脛骨(けいこつ:すねの骨)の際よりややふくらはぎ側に当て、反対の親指を軽く添えます。

この時あまり強く反対側の親指で押さえると爪が痛くなることもありますので、あくまで添える程度で十分です。

次に両手の他の4本の指を脛の骨をまたいで脛の前の筋肉全体をつかんだら、そのまま親指(特に右手の親指)を脛骨の奥に押し込むようにマッサージします。

3秒から5秒程度持続的に圧迫して、2,3秒ゆるめ、また押すというような感じを数回繰り返す程度が目安です。

どの部位にも言えることですが、強くやりすぎたりすれば揉み返しになることがありますので、加減しながらおこなってみてくださいね。

参考までに、生理痛(月経痛)に対しては血海(けっかい)や三陰交(さんいんこう)とともにセットでアプローチすることも。