肩こりと言えばこのツボ‘肩井’(けんせい)

肩こりのツボといえば肩井(けんせい)。

肩井(けんせい)といえば肩こりのツボ。

そのくらい肩井(けんせい)は有名なツボで、肩こりに効果が期待できます

肩井(けんせい)を知らないのはもったいないので、せっかくですからここでみつけられるようになっちゃいましょう!

肩井(けんせい)の場所

肩井は肩の盛り上がったところにあるため、肩こりがあると僧帽筋に硬い結節状のコリが確認できることがあります。

正確には頚椎(けいつい)の7番目の骨の出っ張り(棘突起:きょくとっき)の真下と肩峰(けんぽう)という肩甲骨の出っ張りを結んだライン上のちょうど真ん中に位置しています。

ですが、そこまで厳密にならなくても下のイラストでイメージできていればちゃんと肩井にたどり着けると思います。

出典元:Visible Body: Human Anatomy Atlas(人体解剖アトラス)

期待できる効果

肩井のマッサージで期待できる効果は言うまでもなく肩こりが代表的です。

しかし、実際には他の症状、寝違え四十肩の初期など肩関節の痛みを予防・改善する効果にも優れていると言えます。

また、この部位にあらわれやすい筋肉のコリがトリガーポイントになることで頭痛を引き起こすことがあります。その場合は、肩井にアプローチすることで頭痛の症状が再現することで確認できます。もちろん、トリガーポイントにこだわらずとも、緊張型頭痛に肩井は有効です。

すべて無料の写真素材 – フリー素材のぱくたそ (pakutaso.com)

マッサージのポイント

自分でマッサージを行うときに簡単にできるのが、反対の手を肩にまわして中指を中心とした3本の指で肩井を押さえたまま、同じ側の腕を大きく前後に回す方法です。

もちろん指の力がある方は持続圧迫をかけては離すという方法を数回繰り返したり、頑固な筋肉の硬結(こうけつ:筋肉の結節状のコリ)がある場合は押しながらズラすようなマッサージが有効なこともあります。

ただし、やりすぎればもみ返しも出やすい部位でもありますので加減して行うようにしましょう。

もう1点注意したいのが、あまり上から下へ垂直に強い刺激をし過ぎないこと。

深部には肺もありますし刺激の方向によっては神経系を過剰に刺激しかねません。自分へはもちろん、大切な人にマッサージするときには加減しながら行うようにしましょう。

妊婦さんでも安定期に入る前に肩井から胎児に向けて強い刺激を行わないようにしましょう。

肩こりの名穴(めいけつ:ツボのことを穴(けつ)といいます)肩井について紹介してきました。

いかがでしたでしょうか?

肩井は肩が凝ったときになんとなくすでに手で触れたり揉んでいたところであったかもしれませんね。

ぜひ正しい場所と安全なマッサージを早速試してみてくださいね。

くれぐれも、強すぎる刺激ややりすぎだけはご注意を!