常用頻度No.1、歯と喉に効くツボ‘合谷(ごうこく)’

万能穴(※ばんのうけつ)と言っても過言ではないツボ‘合谷(ごうこく)’について紹介します。

※穴はツボのことを意味します。「アナ」ではなく「ケツ」と読みます。

合谷の場所

合谷は手の甲側の水かきに近いところにあります。人差し指の延長にある骨(中手骨:ちゅうしゅこつ)のすぐそば、親指側にある第一背側骨間筋(だいいちはいそくこっかんきん)の上が合谷の位置になります。

期待できる効果

合谷は万能なツボで、マッサージでもその効果は多岐にわたります。

実感しやすいのは、歯の痛みとのどの痛みをやわらげる効果です。

ただし、虫歯による歯の痛みには根本的なアプローチにはなりませんので、きちんと歯科医院を受診するようにしましょう。疲労時や筋肉の問題には著効も期待できます。

その他にも合谷は経絡というエネルギーラインで顔とつながっているため、鼻や口角炎などの症状の軽減、治癒促進、お通じのトラブルなどにもよく使われます。

さらに、合谷は身体全体の調子をチェックするのにもおススメ。

心身のストレスがたまっている時は軽く押しても痛みを強く感じることがありますので、普段から触れる習慣を身につけてみてはどうでしょうか。

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マッサージのポイント

合谷は、鍼麻酔(はりますい)でも有名なツボです。ただし、未熟な鍼灸師の粗暴な刺し方によっては腫れてしまうこともあります。

マッサージは、親指の先端を使って指圧をするようなアプローチで行いましょう。

注意したいのは、ただ親指で押しても暖簾に筆押し状態になってしまいますので、人差し指で下から上に支えとなるよう圧をかけた状態で親指と人差し指でサンドイッチするように押さえるのがコツです。

他のツボにも言えることですが、右手と左手で痛みや感じ方も異なることがよくあります。

強く押せば必ず効果を感じられるとは限りませんので、気持ちいいと感じられる範囲で刺激してみてくださいね。押す時間(長さ)もケースバイケースではありますが、はじめに押したときに感じられた感覚が変化したり、症状がやわらいできたのを感じられたら効果があらわれたことになりますので、そのような自分の感覚に意識を向けながらご自分に最適な刺激の量を確認していきましょう

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