セラピスト(リラクゼーションセラピストさん、整体師さん、マッサージ師さん)に多い身体の不調として、「手をついた時に手首が痛む」という症状があります。
同業者の皆さんならきっと、「わかる!」「あるよねー!」と共感してくださるのではないかと思いますが、実は手首の痛みに悩まされている方はセラピストばかりではありません。
ヨガをする方や、主婦の方まで、実は意外と多いのです。
もちろん手首の痛みとなると、腱鞘炎など原因となる疾患がありますが、今回は特に手をついた時(背屈した状態)に痛みが生じた場合に限定した対処法を動画も使って紹介していきます。
その前に!みなさんは普段どんなときに手に体重をかけていますか?
たとえばヨガでは、手に体重をかけるポーズがいくつもあります。
そのため、ヨガをされている方で手首を傷める方は多いようです。
でも意外と、日常では手をついて起き上がる時や、転んだ時、どこかに手をついてもたれかかるようなことを除くと、手首を背屈(手の甲を肘の方に向けて曲げること)した状態で手に大きな負荷をかけることはあまりないように思います。
例えば、一時流行った「壁ドン」ですら、アライメントからしてもそこまで手首を傷める衝撃があるとは思えません。
よほど強い「壁ドン」もみてみたいですね。
例えば「愛の不時着」のヒロイン、ヒョンビンの「壁ドン」とか。
なんて思ってググってみたらありました(笑)
こちらはクーラのカリスマ受付KAZUMIX(ヒョンビンの大ファン)が、セラピストに壁ドンされてみたバージョン。
失礼しました。
ちょっとふざけすぎましたね。
話を戻しましょう。
では、セラピストはどんなケースで手首を傷めてしまうのでしょうか。
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セラピストが手首を傷めやすいアプローチ
特に多いのがこのアプローチです(石垣調べ)。
手首を背屈し過ぎたまま体重をかけてしまうアプローチは自爆行為でしかありません。
しかし、お客様を思うあまりセラピストはついつい前のめりになってしまう傾向があります。
施術中に
「あ、やってしまったかもしれない!」という経験をされているセラピストも実際に多いようです。
しかし一方で、気づいたら手首が痛くなっていて、手をついて体重をかけることができなくなっていた、というケースも少なくありません。
すぐ治るかと思いきや、長く引きずってしまう方や、繰り返してしまうことも。
考えられる原因
先ほど紹介したように手首を必要以上に背屈した状態で負荷をかけてしまうことが関節を傷めてしまう主な原因と言えるでしょう。
ただし、誰もがこのケースで発症するわけではありません。
むしろ明確な発症原因がないのであれば、いつもなら大丈夫なのになぜ突然痛みがでたのか?を考える必要があるでしょう。
手首の痛みでなくても、ちょっとした痛みや不調においても同様に言えることだと思います。
根本原因は人それぞれですが、いくつか考えられることを挙げますので参考にしてみてください。
- 腕や手を酷使しすぎていたためすでに筋疲労が著しかった
- 頚椎や胸郭、肩甲帯といった部位に問題が生じていた
- 月経周期などホルモンバランスの影響
- 季節の変わり目や気温・気圧の変化による影響
- 自分では気づいていないが心身の疲労が蓄積していた
- 気づかないうちに間違った身体の使い方をしていた
対処法
簡単な対処法として、痛みを感じたら無理な負荷はできるだけかけないようにすることが最も大事なことです。
だましだまし負荷をかけつづけてしまうと、悪化してしまうか、なかなか治らなくなってしまうこともありますので注意しましょう。
そのうえで、前腕の筋肉の過剰な緊張がみられれば、肘から手首までの前腕をほぐしてあげることである程度症状の改善が期待できます。
根本的には先ほど挙げた原因を見直しつつ、状態に応じて他の部位をコンディショニングしていくことが大切です。
以下は、先日当サロン(ホリスティック・クーラ)のセラピストが施術中に手首を傷めてしまった際に簡単なマッサージと筋膜リリースを行った動画になります。
どうだ、すごいだろという動画ではなく、どちらかというと、こういうことってあるよね、だからやってみました的な内容になっています。参考にしていただければ幸いです。
まとめ
どんな方にでも言えることですが、手首をつくことができないだけで生活の質が落ちてしまいます。
それがセラピストであれば特に大きな支障が生じるでしょう。
まず、何よりも大事なのが
早めのケアと負荷を避けることです。
それでも改善しないようでしたら、信頼できる治療院や整形外科
症状によってはリラクゼーションサロンや整体院で疲労回復とともにバランスを整えるのもいいでしょう。
もちろん同業者仲間でケアするのが最善ですよね!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
記事のシェア、よろしくお願いいたします!
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