身内には施術の効果がでにくい?

私の回りにいる鍼灸師やマッサージ師、カイロプラクターの先生がよく言うのが

「家族とか知り合いには効果が出にくい」ということ。

鍼灸学校では当時こんなことをおっしゃってる先生もいました。

「家族に治療するのは一人前になってからにしましょう」

え~。

治療できるようになるために入ったのに、家族をよくできるのはだいぶ先のことなんて聞くとなんかがっかりしてしまいます。

他にも、カイロプラクターはカイロプラクターを治せない(笑)とか、冗談でそんなことおっしゃってる先生もいます。

きっとお互いに知り尽くしているから、変なバイアスがかかってしまうのかもしれませんね。

私も以前家族に施術していますが、

姉でも母でも、父親でも、確かにちょっとやりづらさというのは感じました。

父親なんて同業の師でもありましたから当時は相当やりづらかったですね。

でもだんだんとそんなの関係ないなーって思うようになり、

家族でも友人でも、場合によっては同業者間、スタッフにもおかまいなしで施術するようになりました。

それで、私の結論としては

そこにはやはり、最強の薬‘プラシーボ’の影響が大きいのではないかと考えます。

プラシーボ効果(placebo effect)、プラセボ効果とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられることを言う(例:ただのキャンディを酔い止めと思い込ませて舐めさせると酔いがおさまる)

偽薬 – Wikipedia

つまり、双方の関係性が影響すると思うんですね。

とくに医師と患者さん、といったような関係ではなおさら大きいのかもしれません。

一方でリラクゼーションや整体などでは

外見や雰囲気で期待されていなかったにも関わらず、施術を受けるやいなや想像以上に感動されて、すっかり信頼してくださるというようなこともあります。

マッサージはリラクゼーションとして心身の緊張をほぐす効果はもちろん

アプローチの仕方によっては、痛みや不調の治癒・改善にも効果が期待できるものです。

癒されながら心身のバランスが回復して元気になれたり

痛みや不調が改善するきっかけになったら最高ですよね。

それがたとえ身内であったとしても

きっと素晴らしいマッサージを受けたら感動してしまうと思うのです。

そんな魅力がマッサージにはあると思っています。

だからこそ私はマッサージを伝えたい。

アラウンドセラピー®のメソッドの1つとして伝えていきたいわけです。

さて、今日はベーシックトレーニングコースのオンラインセミナーです。

参加される方にマッサージの素晴らしさも伝えていきたいと思います。