医食同源と薬食同源

「医食同源」という言葉

聞きなれている方も多いかもしれません。

意味もなんとなくわかりますよね。

一方で、「薬食同源」という言葉もご存じの方、いらっしゃるのではないでしょうか?

いずれも同じような意味を持つ言葉ですが、

実は前者の「医食同源」は日本で作られた造語なんです。

なんでも医師の新居裕久さんという方が、NHKの料理番組で発表したのが始まりなんだとか。

初出は1972年NHKの料理番組『きょうの料理』の特集「40歳からの食事」において、臨床医・新居裕久が発表したもの(NHK「きょうの料理」同年9月号)。これは健康長寿と食事についてのもので、中国に古くからある薬食同源思想を紹介するとき、薬では化学薬品と誤解されるので、薬を医に代え医食同源を造語し、拡大解釈したものであると新居裕久は述懐している[1]

医食同源 – Wikipedia

一方で、医食同源の元になっている「薬食同源」は中国から伝わる言葉ですが

要は、

「薬も食も健康を保ち、病気を治す上で同じくらい大切である」

ということ。

中国医学では、「同源」という言葉が他にも使われることがありますが、

「源が一緒である」という意味としてはもちろん

「同じである」や「共に密接な関係がある」といった意味があります。

これが化学薬品となると、ケミカル=食?となってしまいますから、新居先生が意図して造語を作られたのも納得してしまいます。

「薬」を服用していなくても

私たちは毎日「食」で健康が保てたり、疲労回復することができていますよね。

睡眠や運動はもちろん大切ですが、やはり「食」も大切。

とにかく身体にいいものを召し上がるのもいいと思いますが

「何をいつ、どのようにして食べるか?」ということを基本として

私は「食を楽しむ」ことを第一に考えています。

今日も久々に、中華は四川料理の名店「梅香」の牛肉のオイスター炒めをランチで食べながら

中国四川料理 梅香 (meisyan) – 牛込神楽坂/四川料理 [食べログ] (tabelog.com)

心の中で

「有難い!」「美味すぎる!」「なんて幸せなんだ!」

を連発していました。

ちょっとした疲れなんて吹っ飛んでしまいます。

ただ、私の場合は食べ過ぎが最も不調を引き起こす要因となるため

そこらへんは自分に言い聞かせています。

豊か過ぎる現代人は、時には軽めのファスティング(断食)も必要かもしれませんね。