↗コチラの写真は、以前クライアントから許可を得ていただいたベナンの画像です。
ベナンでは、働く女性がこのように頭の上に重いものを載せて歩くのが日常なんだとか。
すごいバランス感覚ですよね!
さて、みなさんはご自分の姿勢を普段意識していますか?
人から「姿勢が悪い」と指摘されたことがある人もいれば、ご自分の美姿勢に自信を持っておられる方もいらっしゃると思います。
頭の上に物を載せられずとも姿勢がいいことで得られるメリットはたくさんありますから、姿勢はいいに越したことはありません。
ただし、どんなに一見姿勢がよく見えても、実は緊張でガチガチになっている人もいます。
姿勢がよくみえるのに肩が凝って仕方ないのです。
ですから、単純にピンと背筋が伸びてみえたからといって、必ずしもその人にとって理想的な姿勢とは言えないのです。
もちろん、猫背をはじめ、いわゆる不良姿勢が健康に弊害を及ぼすこともありますから、ご自分の姿勢やその傾向を知ることはとても大切なことですよね。
よりよい姿勢を日ごろから無理なく保つにはやはり運動が欠かせませんし、同時に疲労をため込まず上手にケアしてあげることがコツです。
ちなみに、もうずいぶん昔になりますが、拙著「背骨の実学」では背骨を中心として少しだけ姿勢についても触れています。
内容的には浅いので、姿勢について深く知りたい方にはおススメできませんが、本書の中でマッサージをすることで姿勢に変化がみられるか?というちょっとした実験を行っています。
この時22名の方にご協力いただきましたが、普段セルフマッサージをしたことがない方にその場でやり方をお伝えし、実際にやっていただくというのはかなりのチャレンジでした。
マッサージした部位は胸鎖乳突筋と小胸筋、大胸筋のみ。
上の写真もそうですが、少しだけ胸がひらいて、上半身だけ気持ち姿勢がよくなっているようにみえますが、正直なところどちらがいい姿勢とはいえません(笑)
ただ何をお伝えしたかったのかといいますと、
筋肉の緊張や長さ、さらにはコリがあるかどうかによって筋肉本来のはたらきや前後・上下・左右におけるバランスが変わるため、全身のマッサージをするだけでも姿勢が大きく変わります。
例えばこんな感じで↓
このような例はよくあるものですが、姿勢を意識せずただ1点をみつめながら施術の前後で、ほぼ同じ場所に同じスタンスで立っていただいた写真です。
決して無理のないラクな状態で、それでいて理想的な姿勢でいられたら生活の質が高まるでしょうね、きっと!
マッサージ、侮るなかれ、でもあります(笑)
また折をみて、姿勢についての話も随時アップしていきたいと思います。